攻略法
SPI「空欄補充」の解き方
「空欄補充」は、150〜350字程度の文章中にある1箇所の空欄に、最も適切な語句を5つの選択肢から選ぶ問題です。空欄の前後の言葉だけを見て選ぶと誤ることが多く、文章全体の流れを踏まえて判断する必要があります。
「空欄補充」の考え方
空欄に入る語句は、その直前・直後の文だけでなく、文章全体で述べられている状況や結論と矛盾しないものでなければなりません。選択肢は5つとも文体や長さが似せて作られているため、「なんとなく自然な言葉」で選ぶと誤答を引いてしまいます。文章が最終的にどのような結論・評価を述べているかを先につかんでから、その結論と整合する語句を選ぶという順序で解くのが確実です。
実際に解いてみる
問題:次の文章の空欄に入れる語句として、最も適切なものはどれか。 C市は市民体育館とホールの予約受付を、窓口での申込みからオンラインシステムへと全面的に切り替えた。導入から半年後の利用者データを分析したところ、予約総数自体は大きく変わらなかったものの、利用者の年齢構成には明確な変化が見られた。特に平日夜間の予約に関しては、これまで窓口で並んで手続きをしていた高齢の利用団体の割合が減少し、代わりにスマートフォンから空き状況を確認して申し込む若い世代の会社員グループの利用が目立つようになった。担当者は、この結果について「利便性の向上が一部の層に偏って恩恵をもたらし、[ ]という副作用が生じている」とコメントし、今後は高齢者向けの利用支援策を検討する方針を示した。 A. 若年層の施設利用そのものが禁止される B. 予約手続きにかかる時間が以前より長くなる C. 施設の稼働率が全体として大幅に低下する D. デジタル機器の操作に不慣れな層が利用しづらくなる E. 窓口業務の担当者が大幅に増員される
正解はD(デジタル機器の操作に不慣れな層が利用しづらくなる)です。文章は、オンライン化によって窓口で手続きしていた高齢利用者の割合が減り、スマートフォンを使いこなす若い世代の利用が増えたという変化を述べています。空欄の直後には「今後は高齢者向けの利用支援策を検討する」と続くため、空欄には「利便性向上の恩恵が一部の層に偏る」という文脈と、その後の対応(高齢者支援)の両方に整合する内容が入る必要があります。
この形式でやりがちなミス
上の例題で、A(利用そのものが禁止される)やE(担当者が大幅に増員される)を選んでしまうのは、文章に書かれていない極端な内容を選んでしまうミスです。本文は「若年層の利用が増えた」「窓口業務を削減する目的でオンライン化した」と述べており、どちらも本文の記述と正反対、または無関係の内容です。B(手続き時間が長くなる)やC(稼働率が大幅に低下する)は、本文の「予約総数自体は大きく変わらなかった」という記述と矛盾します。空欄の直前だけでなく、文章全体で述べられている事実と矛盾しないかを必ず確認してください。
速く解くコツ:文章の結論を先につかむ
空欄の位置が文章の後半にある場合、その文章が最終的にどんな評価・結論を述べているか(今回の例では「高齢者向けの支援策を検討する」)を先に読み取ると、空欄に入るべき内容の方向性が絞り込めます。選択肢を1つずつ空欄に当てはめて読み直すより、先に結論を把握してから選択肢を見るほうが、文脈と矛盾する選択肢を素早く除外できます。
本ページの問題は、特定の試験提供会社・団体とは無関係の、独自形式に準拠したオリジナル問題です。実際の試験問題の転載・再現ではありません。