攻略法
SPI「内訳」推論の解き方
「内訳」は、合計の個数が決まっている複数の品目について、それぞれの個数の組み合わせを条件から絞り込み、推論文を判定する問題です。順序や勝敗ではなく「数の配分」を扱う点が、他の推論パターンと異なります。
「内訳」推論の考え方
合計が決まっている中で、各品目の個数がとりうる組み合わせをすべて考え、「3種類とも少なくとも1個ある」「Xより多い」のような条件を満たす組み合わせだけに絞り込みます。推論文は「Xが○個ならばYは△個である」という条件文の形をとることが多く、これは「Xが○個になる組み合わせをすべて確認し、そのすべてでYが△個になっているか」を判定する問題として扱えます。
実際に解いてみる
問題:かごの中に柿、りんご、ぶどうが合わせて8個入っている。それぞれの個数は分からない。 ⅰ) 3種類とも少なくとも1個ある ⅱ) 柿は4個以下である ⅲ) 柿とりんごの個数は等しい 次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。 ア ぶどうは1個以上である イ りんごは2個以下である ウ りんごが3個ならば、柿は3個である A. アだけ B. イだけ C. ウだけ D. アとイの両方 E. アとウの両方 F. イとウの両方 G. アとイとウのすべて H. 必ず正しい推論はない
正解はE(アとウの両方)です。ⅲより柿とりんごの個数は等しいので、これをk個とおくと、ぶどうは8−2k個。ⅰ(3種類とも1個以上)とⅱ(柿は4個以下)から、kは1・2・3のいずれかに絞られます(k=1→柿1・りんご1・ぶどう6、k=2→柿2・りんご2・ぶどう4、k=3→柿3・りんご3・ぶどう2)。この3通りいずれでも、ぶどうは1個以上(ア)です。また柿とりんごは常に同じ個数(ⅲ)なので、りんごが3個ならその時点で柿も3個(ウ)と直ちに言えます。イは、りんご(=柿)が3個になる組み合わせ(k=3)が存在し、「2個以下」に反するため、必ず正しいとは言えません。
この形式でつまずきやすい点
「Xが○個ならば」という前提を満たす組み合わせが複数ある場合、そのすべてでYの個数が一致していなければ、推論文は必ず正しいとは言えません。前提を満たす組み合わせを1つ見つけただけで満足せず、他にも前提を満たす組み合わせがないかを確認することが重要です。逆に、前提を満たす組み合わせがちょうど1通りしかない場合は、その1通りだけを確認すれば十分です。当サイトの解説には、必ず正しいとは言えない推論文について、条件を満たしながら成り立たない具体的な個数の組み合わせ(反例)を示しています。
速く解くコツ:合計から逆算して候補を絞る
「3種類とも少なくとも1個」のような基礎条件を先に適用してから、推論文の前提(Xが○個)を当てはめると、確認すべき組み合わせの数を大きく減らせます。合計が決まっているため、2つの品目の個数が決まれば残り1つは自動的に決まる、という関係を利用すると、計算の手間が省けます。
この形式を無制限に練習する
「内訳」推論だけを集中的に演習できます。毎回異なる合計数・条件で出題されるため、配分の組み合わせを絞り込む感覚そのものを体に覚えさせられます。
本ページの問題は、特定の試験提供会社・団体とは無関係の、独自形式に準拠したオリジナル問題です。実際の試験問題の転載・再現ではありません。