攻略法
玉手箱・GABの「利益率」問題の解き方
「利益率」は、売上に対して利益がどれだけの割合を占めるかを求める問題です。分母・分子を逆にしてしまうと全く違う値になるため、式の形を正確に覚えておくことが重要です。
「利益率」で問われること
利益率は「利益 ÷ 売上」で計算します。逆の「売上 ÷ 利益」と混同すると、全く違う(多くの場合1より大きい)値になってしまいます。計算前に、どちらが分母でどちらが分子かを一度確認する癖をつけると安全です。
実際に解いてみる
| 項目 | 金額(百万円) |
|---|---|
| 売上 | 840 |
| 利益 | 126 |
問題:この事業の利益率(利益÷売上)はいくらか。 A. 10% B. 12% C. 15% D. 18% E. 20%
正解はC(15%)です。126÷840=15%。分母・分子を逆にして840÷126を計算してしまうと、6.67(667%)という全く違う値になります。
この形式でやりがちなミス
最も多いのは、分母と分子の取り違えです。利益率は利益÷売上であって、売上÷利益ではありません。逆にすると1を大きく超える値(最初の例なら840÷126≒6.67、667%)になり、明らかにおかしいのに気づかず選んでしまうことがあります。もう一つが、利益率と利益額の混同です。「利益率が高い」ことと「利益額が大きい」ことは別で、答えが一致しないことがあります(次の例で確認します)。当サイトの計数問題は、分母分子を逆にした値などを誤答に置いているため、「選択肢にあった」ことは正しさの確認になりません。確認すべきは、割り算の向き(利益÷売上)です。表より先に設問を読む解き方も参照してください。
もう1問、利益率と利益額の違いが分かる例で解いてみる
| 商品 | 売上(百万円) | 利益(百万円) |
|---|---|---|
| 商品X | 1,000 | 150 |
| 商品Y | 300 | 60 |
| 商品Z | 800 | 88 |
問題:利益率が最も高い商品はどれか。 A. 商品X B. 商品Y C. 商品Z
正解はB(商品Y)です。利益率は、商品X 150÷1,000=15%、商品Y 60÷300=20%、商品Z 88÷800=11%。最も高いのはY(20%)です。ただし利益額が最も大きいのは商品X(150百万円)で、Yの利益額(60百万円)より大きい。つまり「利益率が高い=利益額も大きい」ではありません。設問が率を聞いているのか額を聞いているのかを、必ず確認してください。
速く解くコツ:概算で選択肢を絞る
正確に割る前に、利益が売上の1割を超えるかどうかで大きく絞れます。売上840なら1割は84。利益126は84より大きいので利益率は10%超だと分かり、10%以下の選択肢は消えます。さらに売上の2割(168)と比べると、126は168より小さいので、利益率は10%と20%の間=15%前後、と挟み込めます。
電卓が使えないときは
C-GABなどテストセンター形式では電卓が使えません。暗算では、売上の10%・5%を先に出して利益と比べます。売上840なら10%=84、5%=42。利益126は84(10%)+42(5%)=126なので、ちょうど15%と分かります。割り算をせず、基準の割合の足し合わせで求める進め方です。テストセンター/暗算モードで練習できます。
この形式を無制限に練習する
「利益率」だけを集中的に演習できます。毎回異なる数値の表が出題されるため、パターンそのものを体に覚えさせられます。
本ページの問題は、特定の試験提供会社・団体とは無関係の、独自形式に準拠したオリジナル問題です。実際の試験問題の転載・再現ではありません。