攻略法
玉手箱・GABの「比・倍率」問題の解き方
「比・倍率」は、2つの値を比べて「一方が他方の何倍か」を求める問題です。計算は割り算だけですが、どちらを分母にするかを取り違えると全く違う値になります。
「比・倍率」で問われること
比・倍率の問題は「比較したい値 ÷ 基準にする値」で求めます。設問文の主語をよく読み、「AはBの何倍か」なら分母は必ずBになります。分母・分子を逆にしてしまうのが最も多い誤答パターンです。
実際に解いてみる
| 会社 | 売上(百万円) |
|---|---|
| A社 | 520 |
| B社 | 260 |
問題:A社の売上は、B社の売上のおよそ何倍か。 A. 1.5倍 B. 1.8倍 C. 2.0倍 D. 2.3倍 E. 2.6倍
正解はC(2.0倍)です。520÷260=2.0。分母・分子を逆にして260÷520を計算してしまうと0.5倍という全く違う値になります。「AはBの何倍か」という設問文の場合、分母は必ずBです。
この形式でやりがちなミス
最も多いのは、割る向きの取り違えです。「AはBの何倍か」はA÷Bで、分母はBです。逆にB÷Aにすると、2倍のところが0.5倍になります。比を答える場合も、A:BとB:Aは順序が逆になるので、設問がどちらの順で聞いているかを確認します。もう一つ、比を簡単にする途中でのミス(まだ割り切れるのに約分をやめてしまう)も起きがちです。当サイトの計数問題は、割る向きを逆にした値などを誤答に置いているため、「選択肢にあった」ことは確認になりません。確認すべきは、何を基準(分母)にしているか、です。表より先に設問を読む解き方も参考にしてください。
もう1問、3つの値の比で解いてみる
| 支店 | 売上(百万円) |
|---|---|
| A支店 | 240 |
| B支店 | 160 |
| C支店 | 400 |
問題:A・B・Cの売上の比を、最も簡単な整数比で表すとどれか。 A. 2:1:3 B. 3:2:5 C. 3:2:4 D. 6:4:10 E. 12:8:20
正解はB(3:2:5)です。240:160:400を、3つに共通する最大の数80で割ると3:2:5になります。6:4:10(D)や12:8:20(E)は比としては同じですが、まだ2や4で割れるため「最も簡単な整数比」ではありません。約分は、共通の約数がなくなるまで続けます。
速く解くコツ:概算で選択肢を絞る
正確に割る前に、2倍・3倍・半分といった基準と比べて位置を決めます。520と260なら、520は260のちょうど2倍なので2.0倍。基準の倍数に近いかどうかを見るだけで、1.5倍や2.6倍といった選択肢は外せます。倍率の問題は、きりのいい倍数を当てはめて確かめるほうが、割り算より速いことが多いです。
電卓が使えないときは
C-GABなどテストセンター形式では電卓が使えません。暗算では、共通の約数で先に割ってから比べます。520と260は、両方を20で割って26と13、さらに13で割って2と1なので2倍、と段階的に簡単にできます。3項目の比も、まず全部を割れる数で割ってから約分を続けると、大きな数のまま計算せずに済みます。テストセンター/暗算モードで練習できます。
この形式を無制限に練習する
「比・倍率」だけを集中的に演習できます。毎回異なる数値の表が出題されるため、パターンそのものを体に覚えさせられます。
本ページの問題は、特定の試験提供会社・団体とは無関係の、独自形式に準拠したオリジナル問題です。実際の試験問題の転載・再現ではありません。