攻略法
SPI「総当たり戦」推論の解き方
「総当たり戦」は、複数のチームや人が引き分けなしの総当たり戦を行ったという設定で、与えられた条件(誰が誰に勝った、誰は何勝何敗だった、など)から、ア・イ・ウの推論を判定する問題です。対戦カードの数だけ勝敗の組み合わせがあるため、「順序」推論とは違う整理の仕方が必要です。
「総当たり戦」推論の考え方
4チームの総当たり戦なら、対戦カードは6試合(4人から2人を選ぶ組合せ)あり、各試合の勝敗(2通り)の組み合わせで、起こりうる結果は全部で2の6乗=64通りです。「順序」推論の並び方(順列)とは異なる数え方になるため、対戦カードを1つずつ書き出して、条件に合う結果だけを残す、という手順が有効です。
実際に解いてみる
問題:P、Q、R、Sの4チームがサッカーの総当たり戦(引き分けなし)を行った。 ⅰ) Pは1勝もできなかった ⅱ) Sは全勝だった ⅲ) Pは0勝3敗だった 次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。 ア Pは全勝だった イ SはQに勝った ウ QはPに勝った A. アだけ B. イだけ C. ウだけ D. アとイの両方 E. アとウの両方 F. イとウの両方 G. アとイとウのすべて H. 必ず正しい推論はない
正解はF(イとウの両方)です。ⅱより、Sは全勝なので、Sは当然Qにも勝っています(イ)。ⅰ・ⅲより、Pは1勝もできず0勝3敗なので、Pの3試合(対S・対Q・対R)はすべて負けです。つまりQはPに勝っています(ウ)。ア(Pは全勝)は、Pが0勝3敗という条件と真っ向から矛盾するため、そもそも成り立ちません。
この形式でつまずきやすい点
総当たり戦の推論では、「Aが全勝した」という条件が与えられると、Aが関わるすべての対戦カードの勝敗が自動的に確定します。この「1つの条件から複数の対戦カードが同時に決まる」という連鎖を見落とすと、本来は確定しているはずの勝敗を「まだ分からない」として扱ってしまい、判定を誤ります。「アとイとウのすべて」や「必ず正しい推論はない」のような両極端な選択肢に飛びつく前に、条件から確実に導ける勝敗をすべて書き出す作業を省略しないことが大切です。
速く解くコツ:勝敗表を作る
チーム名を縦横に並べた表を作り、条件から分かる勝敗を1マスずつ埋めていくと、対戦カードの数が多くても整理しやすくなります。ある人の勝ち数・負け数が分かっている場合は、その人が関わる対戦カードの勝敗の組み合わせを先に絞り込むと、残りの対戦カードの候補も自然と減っていきます。
この形式を無制限に練習する
「総当たり戦」推論だけを集中的に演習できます。毎回異なる勝敗条件で出題されるため、勝敗表を整理する感覚そのものを体に覚えさせられます。
本ページの問題は、特定の試験提供会社・団体とは無関係の、独自形式に準拠したオリジナル問題です。実際の試験問題の転載・再現ではありません。