攻略法
SPI「発言の正誤」推論の解き方
「発言の正誤」は、複数の証言のうち、事実と一致しているものと、していないものが混在している状況で、「ちょうど何件が事実と一致しているか」などの条件から、証言どうしの関係についての推論文を判定する問題です。
「発言の正誤」推論の考え方
各証言が「事実と一致しているか、していないか」という2択の組み合わせとして、起こりうる場合をすべて考えます。「ちょうどN件が事実と一致している」という条件で、この場合の数を絞り込みます。推論文は「証言Xが正しければ証言Yも必ず正しい」のような条件文の形をとることが多く、これは「Xが正しい場合をすべて確認し、そのすべてでYも正しいか」を判定する問題として扱えます。
実際に解いてみる
問題:ある出来事について、4人が証言した(証言1〜証言4とする)。このうち、事実と一致している証言もあれば、一致していない証言もある。 ⅰ) 証言のうち、ちょうど3件が事実と一致している ⅱ) 証言1と証言3が両方とも事実と一致することはない ⅲ) 証言2と証言4は、事実と一致しているかどうかが一致する 次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。 ア 証言2が正しければ、証言4も必ず正しい イ 証言2が正しければ、証言3は誤りである ウ 証言4が正しければ、証言2も必ず正しい A. アだけ B. イだけ C. ウだけ D. アとイの両方 E. アとウの両方 F. イとウの両方 G. アとイとウのすべて H. 必ず正しい推論はない
正解はE(アとウの両方)です。ⅰ「ちょうど3件が正しい」=誤りは1件だけ、という前提でパターンを絞ります。ⅱより証言1と証言3が両方とも正しいことはないので、1件だけの誤りが証言1か証言3のどちらかに入っている必要があります(そうでないと、両方とも正しくなってしまい ⅱ に反する)。ⅲより証言2と証言4は正誤が必ず一致するので、この2件は「誤りの1件」に含まれず、両方とも正しいと決まります。したがって証言2と証言4はいつも正しく、ア・ウはどちらも常に成り立ちます。一方イは、証言2が正しい場面(つまり常に)に証言3も正しいことがあり得るため、必ず正しいとは言えません。
この形式でつまずきやすい点
「証言Xが正しければ証言Yも必ず正しい」という推論文は、Xが誤りである場合には何も主張していない(Xが誤りなら、この推論文はその時点で問題にならない)という点を見落とすと判定を誤ります。確認すべきは「Xが正しい場合」だけに絞り、その範囲でYが必ず正しいかどうかです。また、証言の数が多くなると、条件を満たす組み合わせを数え漏らしやすいため、「ちょうどN件」という条件を最初に固定してから、残りの証言の正誤パターンを1つずつ確認する順序を守ることが有効です。
速く解くコツ:正しい証言の数を先に固定する
「ちょうどN件が正しい」という条件がある場合、まずN件の組み合わせ方(どの証言が正しいか)をすべて書き出してから、それぞれについて他の条件を満たすかを確認すると、見落としが減ります。証言の数が4件程度であれば、全パターンを書き出しても現実的な手間で済みます。
この形式を無制限に練習する
「発言の正誤」推論だけを集中的に演習できます。毎回異なる証言数・条件で出題されるため、条件文型の推論を判定する感覚そのものを体に覚えさせられます。
本ページの問題は、特定の試験提供会社・団体とは無関係の、独自形式に準拠したオリジナル問題です。実際の試験問題の転載・再現ではありません。