攻略法
玉手箱・GABの「構成比」問題の解き方
「構成比」は、全体に対してある項目が占める割合を求める問題です。計算自体は割り算だけですが、分母をどう作るかが分かれ道になります。
「構成比」で問われること
構成比は「該当項目 ÷ 全体の合計」で求めます。表にある項目をすべて足して分母(全体)を作ってから、対象の項目を分子にして割る、という順番を崩さないことが重要です。分母を全体ではなく一部の項目にしてしまうのが典型的な誤答パターンです。
実際に解いてみる
| 広告媒体 | 出稿費用(万円) |
|---|---|
| Web | 180 |
| TV | 120 |
| 交通広告 | 60 |
| その他 | 40 |
問題:Web広告費が全体に占める割合はいくらか。 A. 18% B. 30% C. 36% D. 45% E. 60%
正解はD(45%)です。合計は180+120+60+40=400。180÷400=45%。分母に全体ではなく一部の項目の合計を使ってしまうと、全く違う値になってしまいます。
この形式でやりがちなミス
最も多いのは、分母に全体ではなく一部の項目の合計を使ってしまうミスです。構成比の分母は必ず全体の合計です。次に多いのが、円グラフなどで各項目の%がすでに示されているのに実数から計算し直して時間を失う(逆に、実数を答えるべき場面で%をそのまま答えにしてしまう)取り違えです。設問が割合を聞いているのか実数を聞いているのかを、先に確認してください。当サイトの計数問題は、分母を一部にしたときの値などをそのまま誤答の選択肢に置いています。そのため「計算結果が選択肢にあった」ことは正しさの保証になりません。確認すべきは、分母が全体になっているか、です。この考え方は表より先に設問を読む解き方でも説明しています。
もう1問、円グラフから実数を求める
円グラフで各部門の構成比(%)が示され、全体の実数が与えられるパターンもあります。ある企業の販促費の内訳が、次の構成比だったとします。全体の販促費は8,000万円です。
| 部門 | 構成比 |
|---|---|
| 食品 | 35% |
| 日用品 | 28% |
| 衣料 | 20% |
| その他 | 17% |
問題:食品部門の販促費はいくらか。 A. 1,360万円 B. 1,600万円 C. 2,240万円 D. 2,800万円 E. 4,000万円
正解はD(2,800万円)です。%がすでに与えられているので、8,000×0.35=2,800と掛け算だけで済みます。ここで実数から%を計算し直そうとすると時間の無駄です。なお、他部門の値(日用品2,240、衣料1,600、その他1,360)も選択肢に並ぶので、対象の部門を取り違えないことも大切です。
速く解くコツ:概算で選択肢を絞る
正確に割る前に、全体の1/2・1/3・1/4と比べておおよその位置を決めます。50%・33%・25%を基準にすると、多くの場合2〜3個の選択肢を消せます。最初の例なら、Web(180)は全体(400)の半分(200)より下、1/4(100)より上なので、25%〜50%の間だと分かります。この時点で18%や60%の選択肢は外せます。
電卓が使えないときは
C-GABなどテストセンター形式では電卓が使えません。暗算では、まず全体の合計を出し、切りのいい数に近ければそのまま割ります。最初の例は合計400なので、180は半分(200)より少し下=45%前後、と見当がつきます。全体が1,000などの切りのいい数になる問題では、各項目を1,000で割るだけなので暗算が一気に楽になります。電卓を使わない数値はテストセンター/暗算モードで練習できます。
この形式を無制限に練習する
「構成比」だけを集中的に演習できます。毎回異なる数値の表が出題されるため、パターンそのものを体に覚えさせられます。
本ページの問題は、特定の試験提供会社・団体とは無関係の、独自形式に準拠したオリジナル問題です。実際の試験問題の転載・再現ではありません。